小学生の頃から、職人である大工さんに憧れていました。就活では設計や現場監督で探していましたが、アネシスグループで大工の採用枠があることを知り、迷わず応募しました。就職した後で知ったことですが、曾祖父にあたる人が宮大工をやっていたという話を家族から聞き、驚きました。後々設計や現場監督になった場合でも、大工として経験を積み、現場のことを知っていることは強みになると思っています。今は、アネシスの物件を手がける棟梁のもとで修行しています。スポーツをしていたので体力的には自信がありましたが、毎日ヘトヘトになるくらい疲れます。
大工の修行でイメージするのが、厳しい師弟関係だと思います。もちろん、修行はやさしいものではないですが、今ついている棟梁は、私のことを考え、何でもチャレンジさせてくれます。指導もマンツーマンで、実際にやってみることで発見することも多いものです。例えば、木材を寸法通りに切り出していく作業は、棟梁は正確に、スピーディに、簡単そうにやっているように見えましたが、自分でやってみると、“正確に切ること”が非常に難しいことがわかりました。だからこそ難しい作業がうまくでき、棟梁から褒められた時、とてもやりがいを感じます。
修行もそうですが、アネシスの職場環境は、「若手を育てる」という考えがひしひしと伝わってきます。それがあるので、自分としては期待に応えたい、という思いも強くなっています。大工という憧れだった職業に、社員として採用されて経験できることもそうですが、何ごとにもチャレンジさせてくれるし、知らず知らずのうちにサポートを受けていることもあります。まだ大工としても、社会人としても未熟ですが、4年で棟梁になって独り立ちすることをめざしています。